【方法論】「諦めたら怖いものはない」本当に、心底諦めちゃうだけだよ、願望を諦めるんだよ。諦めた後に、いくらでも願望が湧いてきていいんだよ。何度も何度も滑って、落ちて、宙を舞って、それが気持ち良いんだよ。

あなたのほしい願望である「最新のゲーム」が手に入らなくて、今目の前にある「竹とんぼ」で、一生を過ごしてくださいと言われたら、あなたはどんな気分になるだろうか。

俺はすごい勢いで、諦めのダイビングをしていって、何もかも諦めて、何も変わらないんだ、変えられないんだなって、心底がっかりしてみた。

そのスカイダイビングに、思い切り浸ってみた。
着地することを先延ばしにして、とにかく全てを諦めきって、空に投げ出されたような感覚を楽しむことにした。

そして、しばらくしたあとに、着地することにした。
「仕方ない、最高の暮らし、最高の幸せ、最高の豊かさ、最高の自分、最高の環境に恵まれながら、一生この竹とんぼで遊んでいます」というように、着地をしてみた。
着地した後に「なる」というのは、こんな感じだ。

すると、竹とんぼがすごく愛おしく感じた。
まるで、最高の親友から譲り受けた、世界でたった一つの、宝物のような竹とんぼだ。
豊かで素晴らしい暮らしよりも、この竹とんぼと共にいられることが、何よりも幸せだなって感じた。

例え一億円を積まれても、この竹とんぼは手放さないなと思った。
どんな宝物よりも価値がある、大切な人から譲り受けた、大切な大切な、竹とんぼだ。

諦めることのプロセスに、まどろっこしさを感じたら、この諦めを唱えてみて欲しい。
自分が今までずっと、何を大事にしていて、自分が子供の頃は、どんなものを大事に思っていたのかを、きっと思い出せると思う。

どうこうなりたいっていうのは、めちゃくちゃありまくりだよ！
だって、そういうのが無かったら、諦められないじゃん。

諦めることに飽きて、「もういっか」ってなることは、この先あり得るかもしれないけど、この諦めのスポーツが楽しいうちは、あれいいな、これいいな、ばっかりだと思うよ。
カップルを見かけたら、「あーあ、俺には無理なんだな、諦めよう」、「諦めて、好きな人と相思相愛のカップルになろう」とかを、延々とやっているよ。

そうそう、まさにそれだよ。

ついでに、「もうそれでいいや」っていう感覚もあるんだよね。
それなら、その言葉を、「なりたいあなた」に変えるんだよ。
そうすれば、「なる」で、思い通りに書き換えることができる。

今のあなたは、「彼が好きな私になっている」ということに気付いたんだよ。
自分が何になっているかに気付いたってことは、自分が何を叶えてるかに気付いたってことだ。
それを、あなたにとって、もっと最高なものに書き換えるんだ。

書き換える中身は、あなたのお好みでいいけど、例えば、「私はもう彼と相思相愛なんだなあ、もうそれでいいや」というのでもいいし、「彼が私の夫になるのか、もうそれでいいや」というのでもいいし、「私は宇宙一愛されて幸せになっちゃうのか、もうそれでいいや」というのでもいいよ

「ああ、こうやってうまくいってても、結局は仲良しになれないんだなあ、仕方ない、諦めよう、諦めて、あの人と相思相愛の自分でいいや」、みたいな感じかな。

俺が「諦めてなる」をし続けている理由は、とにかく、「現実との関連性を無くす」ということを徹底し続けるためかな。
「うまくいく」っていうのは、わりとネガティブな発想なんだよ。

考えてみれば当たり前だけど、「メールが来るから、その人と付き合う」というわけではないよね。
「メールが来ることと、その人と付き合うということが、イコールで結ばれちゃうと、「メールが来ないから、その人とは付き合えない」という気持ちが、どこかで湧き上がってきてしまう。

だから、徹底して「うまくいっても」諦めるんだ。
むしろ俺は、「諦め」のスカイダイビングを楽しむために、うまくいくことが用意されていると思ってるよ。　

端的に言うと、行動はする。
ただし、ドキドキだとか、「勇気を振り絞って」とかは、全く無い。

だって当たり前だよね」、もう諦めたんだもんね。

諦めたんだし、好きにしてればいい。
行動してもいいし、しなくてもいいんだ。

「諦めたんだから、行動はしなくていいんだよ」って言ってる人は、客観的に見てみれば、全然諦めきれてないよね、未練タラタラだとしか見えないよね

だから、行動することを言葉にするなら、「興味本位でする」というのが「一番しっくりくるんじゃないかな。
何の期待もないし、それをして、どうこうしようとは思わないけど、やりたいならやるし、やりたくないならやらない。

「自分が心底諦めてることに対して、どういうアプローチを取るのか」ということを思い出してみれば、わかるはずだよ。

「別にそういうことじゃ無いんだけどなあ」っていう感じかな。
ほんとうに、心底諦めちゃうだけだよ、願望を諦めるんだよ。
スキーって、せっかく麓まで降りたのに、またリフトに乗って登るんだけど、それって意味わからないよね。
でもさ、それが楽しいんだよね、願望もそういうことだよ。

諦めた後に、いくらでも願望が湧いてきていいんだよ。
1回スキーを滑ったら、「また滑りたい」って思うけど、それでいいんだよ。
そしたら、また滑り落ちるだけ、諦めるだけだ。
この繰り返しが楽しいんだよ。

だから俺は、「諦めた方が楽しいよ」とか、「スリリングだよ、エキサイトしようよ」って言ってるんだ。

諦めた後に、「また願望が沸くのは間違ってると思って、「これであってるのかな」って考えちゃう人がすごくたくさんいるみたいだけど、これってただのスポーツだよ。
何度も何度も滑って、落ちて、宙を舞って、それが気持ち良いんだよ、心地良いんだよ。
だからさ、怖いものなんて何も無いんだよ。
全部スキーにしちゃえばいいんだよ、ただそれだけなんだよ。