願望実現の為のメソッドは、願望に直接訴えかけるやり方だったり、願いを紙に書く、声に出す、叶ったつもりになる、感情をプラスに持っていく、マイナスな観念を外すなど、なぜか自分の内面と向き合うようなやり方だったりします。
それぞれに共通しているのは、自分の思考・感情に、何らかの原因があるから、それをどうにかしましょうっていう所です。
とにかくいっぱい方法はあるみたいだから、その謎のパワーで叶える為に、自分の思考感情をコントロールして、叶った自分になるぞ、叶えるぞ、ってなりますよね。
メソッドの一番の効果は、思考・感情に目を向けさせるというところで、良い気分になれば、色々な話も受け入れやすくなるし、何だか叶うような気もしてきます。
でも、願望実現の為のメソッドを実践していくと、思考を見つめて、アレコレしたり、感情を見つめて、どんな状態が良いのか悩んだり、時に叶って喜んだりしますが、まあ大体は叶わなくて更に悩んだりします。
次第に知識も増えてきて、色々な疑問が沸いてきます。
私間違ってるのかなー、引き寄せられないのには、どんな理由があるのかなー、誰か教えてー、そもそも、潜在意識って何なのかなー、引き寄せの法則とか言うけど、引き寄せたって勘違いしてるだけじゃないのかなー、などの疑問です。
コツを掴んで、願望実現の達人になる人もいますが、ここで迷ってしまう人たちも多数居ますよね、僕もその一人でした。
真面目ゆえに、理屈で潜在意識を考えれば考える程、訳が分からなくなり、方法や法則の、矛盾しているように見える、人によって違う表現で混乱したり、とにかく知識を得て、考えれば考える程泥沼にはまっていくように、出口が見えなくなっていきます。
僕がそんな人だったので気持ちを勝手に代弁させていただくと、何故願いが叶うのか、納得したいんです。
願望が叶う事を理屈で理解して、完璧な方法によって、完璧に叶えたいんです。
メソッドをやるにしても、これでいいんだっていう確信が欲しいんです
その為には、何故願いが叶うのかという所を納得するしかありません。
その、何故願いが叶うのかという所の完全な理解、100%の願望実現が可能であることを、僕はゴールと呼んでいます。
思考・感情というのは、受動的、反射的な反応みたいなものです。
例えば、道を歩いていると、向こうから知らないおっさんが歩いてきたとします。
そのおっさんがすれ違いざまに、バカヤローと叫んできたらどう思うでしょうか。
驚いたり、怒ったり、怯えたり、おっさんが何故そんな事を言ったのかを考えてみるかもしれませんね。
自分が考えて感じている事は、そもそも自分の意思とは関係なく、勝手に起きている事なんです。
この話では、あなたが居て、道があって、おっさんが居て、あなたは日本人で、バカヤローの意味を知っているからこそ成り立っています。
例えばこの話の中で、自分が外国人だとしたら、バカヤローの意味も分からないですから、何か言われたって事は分かっても、その言葉自体への反応は起きない訳です。
そして、もし最初からおっさんが居なければ、存在しないおっさんにも、言われていないバカヤローという言葉に対しても、もちろん何の反応も出来ない訳です。
要は、思考・感情っていうのは、自分の中で起きているせいで、何でも自由に考えて・感じていると思っているけれど、実は色々な前提の上で起きていて、自分はそれに反応させられているだけだって事を言いたいんです。
ゆえに、思考・感情は幻(のようなもの)です。
その思考・感情には、自分の というとてもリアルな感覚(自我)がついてますので、自分の思考・感情が幻だなんて、そんなふうに思うことは、とんでもない事だと感じますし、それを認めることに激しい抵抗があるでしょう。
僕達の願望といわれるものも、ある対象への思考・感情であり、つまり一つの反応に過ぎません。
どれだけ自分が、その願望を特別に感じようが、数ある思考・感情の一つに過ぎないって事です。
つまり、願望だって、勝手に反応させられている幻のようなものなんです。
先ほども言ったとおり、思考・感情とは反応のようなもので、気づいたら思考し、感じている受動的なものなので、何かが起こった後で、それに合った思考・感情をひっぱり出しているとも言えます。
そして、願望だって、その願いを考え、感じている訳ですから、同じように、反応の一つに過ぎないって事です。
この、気づいたら勝手に反応している思考と感情を、まとめて自我としておきます。
自分を自分だと思う事は、思考と感情無しには成立しませんからね。
では、願望が叶うっていう事は、どういう事でしょうか。
願望が叶った という出来事が無ければ、叶った という反応は起きませんよね。
つまり願望を願望と認識する、思考・感情(=自我)がなければ、そもそも願いを持つ事もありませんし、叶ったと認識する、思考・感情(=自我)がなければ、叶った という反応も起きないって事です。
要は、気づいたら勝手に願って、勝手に叶っているんです。
その願望実現のプロセスに、色んな行動したから叶ったとか、○○メソッドしたから叶ったとか、色々と原因を探せるとは思いますが、そのプロセスだって全て自我の認識ありきです。
当たり前の事を言うようですが、あなたが居なければ、願うことも叶うことも出来ないってことです。
逆に言えば、あなたが居るからこそ、願望も、実現も、そのプロセスも認識できるって事です。
まとめると、願望が叶う仕組みとは、自我が願って、叶ったと認識している、ただそれだけってことです。
じゃあ、一体どうすれば願いは叶うの、って思いますよね、しかし、ここに既に罠が潜んでいます。
先ほどまでの僕の説明の通り、願望は気づいたら勝手に発生、反応しています。
思考・感情、つまり自我は、起きた事に対して、あとからアレコレ言ってるだけに過ぎません。
つまり、そもそもがコントロール出来ていないものなんです。
そんなものに対して、どうすればいいのだろうと考えるからこそ、そこではまってしまい、そこから先に進めなくなってしまいます。
思考・感情では、願う事も、叶ったという事も、それが起きた後で認識することしか出来ません。
つまり、今出来ることは何も無いと気づけってことです。
先ほども言ったように、願望が叶う仕組みとは、自我が願いを認識し、叶ったと認識している、ただそれだけ、たったそれだけの事です。
つまり、しなければいけない事なんて元々無いですし、したければ何をしたって、(どこまでも自我ありきですから)、すればいいんです。
この仕組みを、引き寄せの法則と呼ぶ事もあります。
自我は、認識、つまり判断しか出来ない訳ですから、引き寄せの法則とは文字通り、方法ではなく、法則なんです。
私が使う方法ではなく、私が世界を認識する法則、ただの仕組みって事です。
つまり、最初から答えは出ています、
それは、叶える方法を知るのではなく、叶う法則の中に元々居ると気づく事です。
叶う法則に気づくという事は、願望を認識する事が容易いように、叶う事も容易く認識出来る、認識していいと知っているという事です。
メソッドは、その叶えるという認識を、もう持ってもいい という手助けの為にありました。
別にメソッドに力があった訳でも、自分の思考・感情に力があった訳でもありません。
いや、そこに力があると感じるかどうかも、あなたの認識一つですね。
最初から、自我による認識で成り立つ仕組みが合ったという事です。
世界も、願望も、そしてその実現も、全てがそもそも、自我による認識の上にあったって事です。
認識一つで全てが成り立っていて、何とでもなりえる という事に気づく事です。
気づいたら、それで終わりです。
なぜなら、方法を求めなくてもいいと知っていますから、これ以上、何をすればという事もありません。
一言でまとめるなら、
細かい事はいいから自分を信じて待っとけ、どうせ叶うから、ってことです。
潜在意識を使いこなす達人が集うスレ26
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56 名前:幸せな名無しさん 投稿日:2014/08/03(日) 01:39:19 ID:DHmyEWtA0