私は今までに、願望実現や、気持ちの平穏のために、仏教の勉強から始まって、リアリティートランサーフィン、ザ・シークレット、エイブラハム、上原愛加さん、マーフィーの成功法則など、ありとあらゆる本や、メソッドを試してきました。
潜在意識の達人さんのまとめも、有名どころは何度も読んでいました。
通算して10年ほどは、そのような本や情報を読み続けていたと思います。
それだけやると、さすがに成果が出るのか、徹底して取り組んだ結果、片思いしていた彼と、奇跡的にお付き合いすることが出来ました。
長年抱えていた金銭の問題も、実践するうちに、段々と改善していきました。
いい気分でいられることなんて滅多になかったのが、いい気分でいられる日が増えて、自分を愛する感覚も掴めて、私の人生は、見違えるほどに、どんどん良くなりました。
しかし、たまに気持ちが落ち込んだときに救いを求めて、大好きな、エイブラハムや、上原愛加さんの本を読むと、自分はこれ以上どうしたらいいか分からなくなる感覚があって、それが引っかかっていました。
どんなにいい気分になろうとしてもダメで、何も出来ず、途方に暮れてしまうような状態になることがあったんです。
自由になれたと思っていたけれど、まだ何かが、自分を縛っているような感覚がありました。
そんな時、電撃に撃たれたように気づきました。
私の心を縛っていたもの、それは、「私を救ってくれた、私の願いを叶えてくれた、私のバイブルだと思っていた、メソッドや成功法則そのもの」だということです。
それらは、たしかに私を救い、私を導いてくれました。重い常識の鎖から私を解放してくれました。
ですが同時に、「こうしなければ、願いや幸せは叶わない」という規範を、私に与える存在であったことにも気づいてしまいました。
ネガティブな状態になると這い上がることが難しいのは、それは、ネガティブになると、ネガティブなことが引き寄せられると信じていたからです。
法則を理解したのに、不安な気持ちが残るのは、それは、法則から外れたことをしていないか常にどこか不安で、何度も何度も本を読んで確認していたからだし、少しでも法則から外れているように思えたときに、自分を批判していたからです。
世界のルールや、世界を支配する観念は、自分自身が作り出しています。
それなら、「ネガティブな気持ちでも叶うから大丈夫だし、法則などない」ということです。
私は何をしていても、何を考えていても、夢は叶うし、幸せでいられる」みたいに、何でもいいから、自分が気に入るように、自分が楽になるように、自分の世界の観念を決めればいいだけの事だったのです。
本当にそれだけのことで、自分以外の人が書いた本や、経典から外れているからといって、自分を責める必要なんて全くなかったんです。
恋愛が上手くいくためのメソッドを教える人も、夢を叶えるためのメソッドを教える人も、どんな宗教の教祖も、やっていることは根本的には同じだと思います。
沢山のルールや、規範を人に教えることは、ときには相手のためになるかもしれないけれど、それと同じだけ、相手の自由を縛るものでもあります。
何故なら、本来ルールは、自分で自由に作ることができるからです。
だから、1つだけ教えられることがあるとしたら、「ルールは自分で決められる」ということだけです。
それ以上に、人に何かを教えるということは、その人の創造に干渉してしまっている事になるのではないのでしょうか。
潜在意識、成功法則、引き寄せの法則などは、本当に、私を助けてくれました。
でも、それと同じくらいに、それに縛られていることにも気づけました。
このことに気づけたので、不安な気持ちから、本やメソッドを手放せずに、いつも確認ばかりしていた自分から、やっと卒業する事が出来そうです。
「なんにも縛られなくていいんだ、全て自由でいいんだ」と思うと、とても晴れやかな気持ちで、でも今まで信じていたものが無くなってしまったので、どこか落ち着かない気持ちもありますが、そのぶんを穴埋めすべく、自分の世界を、これから1つずつ、創造していきたいなという気持ちです。
独り言スレ50
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372:2020/08/29(土) 06:39:07 ID:Eaj884XA0