【気づき】「願望という名の種を蒔く」種を蒔いても、花が咲く時期も、花が咲いている期間も様々です。だけど、種を買うのも、種を蒔くのも、芽が出るのも、花を見るのも、収穫も、本当は全部楽しいことです。

私が叶ったことは、大きなことから小さなことまで、たくさんあります。
そういえば、こんなことがありました。
私は以前、外国人の友達が欲しいなぁと思っていました。
「うわべだけの友達」じゃなくて、ちゃんと「友達」と言える人を作りたかったんです。
だけど、特に何にもこれといった行動はしなかったです。

ある日、友人夫婦と食事に行きました。
その日は、３人ともお腹がすいていなくて、サラダとスープとドリンクだけを注文しました。

その帰りに、駅の切符売場前で、外国人夫婦が何となく困った様子でいました。

「犬も歩けば棒に当たる」ですね。
街を歩けば出会いに出くわすんです。
とくに「願望があるとき」は、そうなんです。

とはいえ、全く知らない外国人夫婦なので、声をかけるのは勇気がいります
彼らをスルーして、切符を買いました
切符を買い終わったときに、でもやっぱり気になったので、勇気を振り絞って声をかけました

案の定、彼等は困っていたのですが、無事に解決することができました。

そして、「それでさようなら」のつもりでしたが、電車の方向が同じでした

色々と話をしていたら、外国人特有というか、「ビールでも飲もうよ」と軽く誘われました。

正直なところ、相当迷いました。
悪そうな人ではないけれど、見ず知らずの外国人の誘いにのるなんてどうなのだろうか、と思いました。

ですが、自分の直感を信じて、一緒に行くことにしました
私は一応、彼等の道案内をしたわけですからね。
結局その後も、彼らが滞在中に、３回くらい会いました。
その度に、彼らはおごってくださいました。

そして今、彼らとは良きお友達となれました。
余談ですが、先日、その夫婦に赤ちゃんができたという報告が来ました。
なぜ私が、最初の友人夫婦と一緒のときに、サラダしか食べなかったか」というのは、それはもちろん、その後に出会うことになっていた、まだ顔も名前も知らない外国人夫婦とビールを飲んで、たらふく食べることが決まっていたからでしょうね。

「願望」というのは、「種」なんです

例えば、「種を持っただけで叶った」って言う人もいますよね。
その人は、たまたまよく肥えた土壌が足元にあって、たまたま手から種が落ちて、たまたま雨が降ってきて、叶ったのです
もちろん、その「たまたま」というのも、その人が引き寄せてるんですけどね。

種って、持っているだけでは、芽は出ませんよね。
種は、芽を出しても育っていける環境が、すべて揃うその時を「じっと待っているんです。
まさに、自然の神秘ですね。

種を蒔いても、種の種類や、水のやり方、肥料の具合、日照時間など、芽が出るまでの要素は様々です。
花が咲く時期も、花が咲いている期間も様々です。

だけど、種を買うのも、種を蒔くのも、芽が出るのも、花を見るのも、収穫も、本当は全部楽しいことです。

「花」だけが全てではありません。
私は、今は種蒔き終えて、芽が出るのを待っている願望と、芽が出てきて、一生懸命育てている願望、この２つの願望が可愛くて仕方ありません。