いまいち理解が浅い人に伝えておくが、すべてはあなたの世界である。
これをわかりやすく伝えるが、わかりやすく説明している時点で、本当の答えではない。
だが、以前も言ったように、理解には段階が必要なのだ。
すべてはあなたの記憶なのだ。
例えば、今日の昼に、腹の立つ人に出会ったとする。
それは、過去にあなたが、同じ行為を受けて腹が立ったからだ。
その記憶があるから、今日の昼に、出会った人に腹が立ったのだ。
つまり、その人自体には何の罪もない。
罪があるのは、あなたの方だ。
あなたが罪を持っているから、その人を罪人として見るのだ。
これはポノポノなどに代表される、手放しの根源的理由である。
誰かに腹が立つのは、同じものを、あなたが持っているからである。
つまり、あなたのエゴが、それに反応しているだけであり、その結果、あなたが見たり聞いたりしている世界は、あなたということだ。
喜びも、悲しみも、単に過去の記憶というフィルターを通じるから、今、そのように反応するのだ。
では、記憶を消せばどうなるのか。
それがポノポノであり、執着を捨てるという空の境地である。
あるがままに、出来事や人、モノを見ることができるようになる。
ちなみに記憶がカルマだ。
積み重ねられたカルマを解消することで、何のフィルターもなく、それを観ることができる。
それは素晴らしい世界である。
あなたは自由に生きており、そして、すべてがあなたのためだけに存在していることが、骨の髄から理解できるようになる。
前にも言ったが、森に棲む虫たちを見なさい。
土があり、水があり、空気がある。
それらの中で、存在を許されて生きている、ただ生きている。
我々は、虫を小さな世界と観るが、我々も何の変わりもなく同じなのだ。
だが記憶=カルマが邪魔をしている。
理性を持った虫が、幸福に見えるだろうか?
ただ恐怖におびえ、存在の消滅に恐れるだけの、よくわからない生命体になるだろう。
ここからが本題だ。
過去に腹が立った記憶があるから、今日の人にも腹が立ったと言ったが、では、そもそもの起因はいつなのだろうか。
過去に腹が立っているということは、それも記憶である。
それを辿っていくと、生まれる以前となってしまう。
そうなのだ。
考えずとも呼吸をして、細胞が分裂して、髪は伸びる。
それぞれが知性を持っているのだ。
それら知性の統合体が我々であり、知性はDNAによる情報の開示である。
そこには記憶があるのだ。
前世とか、そういう話は私はよくわからないが、DNAに記憶があり、知性が刻まれている。
なぜ赤子は、恐怖を覚える前に、蛇を怖がるのか。
なぜ動物は、親がいなくても、習性を持っているのか。
さあ、カルマを手放そう。
我々が、遥かな過去から背負ってきた、不の遺産を消化するのだ。
すべてはあなたの中にある。
世界とは、記憶のことである。
なぜAが起これば、Bという反応をするのか。
なぜワンパターンなのか。
こういうことを、悟りの入り口として考えてみれば良いだろう。
我々を形として成り立たせている細胞は60兆だ。
それぞれに数億の知性、記憶が刻まれている。
途方もない数だ。
何度も生まれ変わり、歴史を繰り返すことで情報は肥大化していく。
悲痛な歴史を通り過ぎるたびに、苦しい生まれ変わりを経験する。
誰かが記憶を手放すことで、人類はひとつ、苦しみから解放される。
集団的なシンクロニシティーも、予知能力も、運命的とか言われる事象も、なんら不思議な出来事ではない。
基本的にワンネスだ、つまり、地球やら宇宙やらすべてが、ひとつの生命体だからだ。
あなた自体が60兆の細胞でできているようにだ。
因縁生起だ。
まずは、あなたから解消していこう。
すべてあなたの中の記憶が、幸も不幸も作り出している。
これはマネーゲームのプロセスも、ポノポノも、同じ手法だ。
ムカつく人も、悲痛な現実も、すべてあなたが作り出している。
だからその責任を全うしなさい。
責任を全うするとは、それらに色を与えないことだ。
つまり、それに染まらない、あなたはあなたであることを思い出すということだ。
これで、輪廻転生もカルマも、理解ができるだろう。
トンデモ話でもなんでもない、当たり前の話だ。
呼吸もするし、心臓も動いているが、だがそれは勝手に動いている。
あなたの体なのに、あなたの意思とは関係なく動いている。
それが証明となる。
さて、この苦しみの堂々巡りから脱するには、物事を記憶のフィルターを通して見ないこと、それしかない。
もの凄く嫌な体験をした、だがそれは、なぜ嫌な体験なのか。
それは、過去の同様の体験へ、ネガティブをくっつけたからだ。
つまり体験自体は、ネガティブでも嫌でもないということだ。
山道などを歩く機会があれば、虫たちを観察しなさい。
植物もいいが、たぶん理解に壁を感じるだろう、まだ虫の方が理解を得やすいはずだ。
彼らには、土も、木も、水もある。
あるからこそ、存在しているのだ。
計画性も将来の夢も、挫折も苦しみもない。
なのに、繁栄している。
それが存在である。
驚愕の事実かもしれないが、実はあなたも同じである。
自由になりなさい、記憶から解放されなさい。
宗教やスピリチュアルなどは、単なる手段のひとつだ。
どうでもよいものだ、囚われてはいけない。
何が起ころうが、記憶を通して捉えないことだ。
そうすれば、未来への予測も生まれないし、過去の経験も抹消される。
純粋な、いまそれを体験しているというのが、あるだけになる。
そこには、あなたがいる。
あなたがあなたであることを、思い出したあなたがいる。
生をダイナミックに表現し続けなさい、私はそれを待っている。
◆◆「ザ・マネーゲーム」から脱出する法13◆◆
609 :自分 ◆3wwHKM8d6k :2013/07/12(金) NY:AN:NY.AN ID:rsMIlEE5