【方法論】「とにかく前に進み続ける」望む状況の意識を、常に意識的に持つようにして前に進んでいたら、少しずつ前に進んでいる実感が湧いてきて、意識しなくても、実現を確信する内心的状態が当たり前になった。

あなたの日常の意識状態は、あなたにしかわからないから、推測でしか話せないが、少なくとも「確実に言えることがいくつかある。
「何年もこのままだ」とあなたが意識したこの瞬間だけは、叶っていない現実に、あなたの意識が向いていたということだ。

さらにいえば、「これも実現までの過程でしょうか」というのも同様に、「叶わないかもしれない」という不安に意識が向いている」ということはわかるだろうか。

あなたは普段から」、そのような意識状態になってることが、他にもあるのかもしれないね。
それはまるで」、北極星は見上げているけど、南を向いて歩いてるようなものだ。
とは言え、最初から北だけを向いて、坦々と歩み進むことができる人というのは「そう多くないと思うし、現に私もそうだったよ。

だが、「意識の主体性」に気づいてからは、「叶う」とか、「叶った」とか、「叶っている」とか、「叶うかもしれない」とか、「叶う予定だ」とか、表現はなんでもいいので、とにかく、望む状況の意識を常に「意識的に持つようにした。
最初から真北に進めなくてもいい、北東でも北西でも、とにかく「前に進み続けよう」という気持ちだった。
すると、少しずつ前に進んでいる実感が湧いてきて、いつのまにか意識しなくても、実現を確信する内心的状態が当たり前になっていった。
そのような状態で物事を見ると、過去の自分なら、様々な意味づけをしていたであろう「どんな出来事に対しても、全てが実現のためのお膳立てのように思考することに意識が向くようになっていた。
達人が言っている「叶った世界」というのは、このことを言ってるのかもしれないね。
ちなみに私は」、アファメーションで有名な「199さんのエピソードの真意を読み間違えて、苦しんだことがある。
彼の話を素直に読むと、アファメーションや言葉に願望を叶える何か大きな力があると勘違いしてしまいがちだが、それらは意識が望む状況を向くための、あくまで「補助ツール」でしかないということだ。

「叶う」とか、「叶った」とか、「叶っている」という趣旨の言葉を「どれだけ繰り返そうが、意識が「叶わない不安」に向いていたら、何の意味もないどころか、弊害にすらなり得るということだ。
アファメーションが、かえって「不安に意識を向けるトリガーになりかねないんだ。
まあ、仮にそうなったとしても、「意識の主体性」を思い出せばいいんだ。
ただ、私はアファメーションを否定してるわけではないよ。
資産家の私の知人は、「アファメーションは無用」と切り捨てているが、私はそうは思っていない。
意識の扱い方を既に習得してる人にとってはそうかもしれないが、そうでない人にとっては、使い方を間違えなければ有益なツールだ。
アファメーションの表現についても、あまりとらわれる必要はない。
「断定系がいい」とか、「未来形がいい」など、様々な意見があるが、要は、言葉を頼りにして、叶う確信を手繰り寄せられるものなら何でもいい。
これを踏まえて、意識の扱い方を書いたものとして、199さんのエピソードを読み直せば、全く異なった視点で捉えることができるはずだ。

「認識の変更」については、何を持って「認識の変更」としているのかが、私にはわからないので、なんともいえないのだが、「意識の主体性」に気づいたことが、私にとっての「大きな転換点」だったということだけは言えるだろう。

「現象化を早める」ということについて、私の体験から話せることはない。
ルビンの壺でいえば、夢中で「白いところ」に意識を向けていたら、気がつけば「壺」が見えていたんだ。
北に意識を向けて、とにかく歩み続けたら、いつの間にか目的地についていた、それだけのことだったんだ。