【方法論】「適切性に興味を向ける」「私は今ここで、どう行動することが適切ですか?」と、その都度中心部に尋ねるのです。by108さん

体感・気づき・方法論
質問さん
質問さん

自分の行動にいつも後悔がつきまといます。
後悔が当たり前になっていて、自ら後悔するような行動を取っている気もします。
どうしたら後悔を手放せますか?

達人さん
達人さん

今に生きることです。
そうすれば、あなたの思考は過去から自動的にパッと引きはがされる。
試しに今、こう決めてみてください。
「過去も未来も実際には存在していない。それは私が今、頭の中で創り出している仮想現実に過ぎないのだ。その幻想にふけることをやめて、今という実際の瞬間をただ充分に経験しよう」と決めてみてください。

あなたの目の前には、後悔を要求する過去の現実なんて存在していません、それが実際の有様です。
目の前の物や現象から・特定の過去の記憶が想起されたとしても、それは実際に今起きていることではなく、あなたが頭の中で今創り出している反応に過ぎません。
それらから、一切手を引いてみる。
そして、実際にある「今という瞬間」に没頭することだけにしてみる。

別のアプローチについても言っておきます。
「私は何故、後悔したがっているのだろう?」と、問いかけてみる。

あなたが「過去への後悔」という特定の行為に執着していることは事実です。
では、なぜその行為に執着しているのかというと、あなたが深い部分で、それがあなたにとって利益になると思い込んでいるからです。

「過去への後悔が利益になるなんて、これっぽっちも思っていないよ」と、あなたの表面的意識では思っているでしょう。
しかし、その行為を繰り返してしまうということは、あなたの深い部分で「これは自分にとって利益になる」と思い込んでいるからなのです。
それが具体的にどういうことなのか分からなくて構いません。
「後悔が自分にとって利益になる」という条件付けが有効になっていることが分かればいいのです。

その上で、今後あなたが何らかの行動を起こすとき、どうすべきかをあなたの中心部でその都度尋ねるようにしてみる。
「私は今ここで、どう行動することが適切です?」と、その都度中心部に尋ねるのです。
その結果、依然として後悔するようなことになっても構いません。

コツは、思考を使わないで、ただ中心部に尋ねて聞き耳を立てることです。
このとき中心部から返事が返ってこなくて構いません。
こうすることであなたは、習い性となっていた「後悔が有益である」というシステムを活用せず、実際の適切性に適った行動に対して、徐々に意識を向けることが出来るようになっていく。

「過去の出来事に対して後悔しがち」という習性に注目する行為を気にせずに、それらと無関係に、自分の中心部で適切性について興味を向けて、期待して、意識していくことです。

108質疑応答
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/10211/1235909400/
3345 名前:108★ 投稿日:2010/11/16(火) 02:48:10 ID:???0

タイトルとURLをコピーしました