【仕事】「実現を100％確信する」願望が達成できないのは、心がその実現を100％事実として受け入れられないからです。99％達成を信じていても、1％の疑念で願望の実現は不可能になります。

自分は、大学を卒業してから、１年間ぶらぶらしていたのに、ある程度有名な私立大学の職員に、中途で採用されました。
３００人以上の応募者の中から、奇跡的に自分が採用されました。

自分がやったことは、大学から採用通知が来て、家族みんなで喜んでる姿を想像することです。
それも、やたらリアルに、こんなふうに想像していました。
みんなで家の一階の和室の居間で、ちらし寿司を食べながら、「やっと職が決まったね、すごくほっとしたよ」と母親が「半分涙ぐみながら言って、妹が「お兄ちゃんが就職してくれてやっと彼氏にも会わせられるよ」と言って、おばあちゃんが「ほんとによかったねえ、この一年間、就職できるように毎朝仏壇に祈ってたのが通じたんだねえ」など、次々と祝福の言葉が自分に向かって投げかけられるところをかなりリアルに想像しました。

それは、おもに寝る前のときです。
採用試験の１０日くらい前からやっていました。

１週間くらい、このイメージをやっていると、「この職に落ちたら一生ニートかもしれない」という恐怖心が薄れてきて、本当に大学職員として働いている自分の姿がくっきり目に浮かんできたんです。

「自分は大学職員だ」、ほんとうにこういう感覚になりました。

そして試験日当日、朝出かける前に、本棚で１冊の本がふと気になったので、手にとって電車の中で読んでいました。
そしたら、論文試験のときに、朝読んだ本のページからテーマが出題されて、背筋に電気が走りました。
「これはいける」と確信して、夢中で解答用紙を埋めて、その後の面接でも、なにか別の大きな力が働いているような感じで、うまく対応できました。

自分は、大学時代、潜在意識関係や、自己暗示、自己催眠、その他にも、３００冊以上の自己啓発書を読みまくって、マニュアルまで作成していたので、このマニュアルを、最初で最後の覚悟で」実践したのが功を奏しました。
そのマニュアルで非常に重要な点を説明しますので、参考にしてください。

「願望実現の公式」というのは、「心の底から100％実現を確信できる願望は必ず実現する」というものです。

願望が達成できないのは、心がその実現を100％事実として受け入れられないからです。
99％達成を信じていても、1％の疑念で願望の実現は不可能になります。
祈りが叶えられたパターンと、叶えられなかったパターンを研究した「外国の学者の本によると、祈るときの心の状態ですべて決まります。
詳しくは省略しますが、祈るときに「私は大学職員に採用される」とか「私は絶対に大学職員になる」というのでは、望みは達成できなかったでしょう。
このような断言では、心の中に「ほんとうに採用されるのかな」とか、「一年間無職だし、無理だろう」というような疑念が一瞬ふっと湧き上がります。
こうなると絶対に達成は無理です。
なぜなら、心が願望を事実として受け入れられないからです。
こういう祈りは叶えられません。

叶えられる祈りとは、「私は大学職員採用試験に合格することを知っています」というものです。
この「知っている」という状態は、100％の確信を表した状態なのです。
疑う余地は１％もありません。
この言葉を、何回も何回も、イメージと重ね合わせて、口で唱えるんです。
これがうまくいくやり方です。

このようなイメージングと断言を毎晩やっていくと、ある段階で、もうそのことについて考えたくなくなります。
「もうそのことは忘れてしまっていいや」みたいな状態になります。
ここが非常に重要です。
このような、「そのことについて考えたくなくなる」という状態というのは、願望が潜在意識にまで届いたというメッセージなのです。
実際に私も」、試験の3日位前から、もうそのことについて、考えたくなくなりました。
もう祈りたくなくなったのです。
「もうおなかいっぱい」という状態です。

ある本で、このおなかいっぱいの状態がくると、「絶対にその祈りは叶う」と書いてあったので、試験勉強では、どんなタイプの問題が出題されるか分からなかったので、一般教養の薄い本をぱらぱらと眺めて、志望動機を紙にまとめるくらいしかしませんでした。
そして試験当日、朝部屋を出るまさにその直前に、本棚にある一冊の本がふと気になり、それを電車の中で読みました。
それは、ピータードラッカーの「プロフェッショナルの条件」という本でした。
そして論文の中で、この本のあるチャプターを読んでいなければほとんど書けなかった問題が出題されたのです。
「これがシンクロニシティというものか」と思って、帰りの電車の中で、武者震いしました。