達人さんが認識を語る際に「チケット」や「七章」という単語がでてくることがあります。
チケットとは何かについて、簡単に解説したいと思います。
チケットとは?
チケットというのは、108さんという方が書いた本「ザ・チケット」(以下:チケット)のことです。チケットは電子書籍として発売されています。500円という低価格でありながら、願望実現のためのエッセンスがぎゅっと詰まっています。
本の中では、チケットを「幸せ」と「願望実現」のためのチケットと表現しています。
願望を抱いた。それはチケットを得たということです。
ザ・チケットより
それを実現する正当な権利を、です。
願望を抱くこと、それは願望が実現するための主な条件です。
願望を叶えるには、チケットを別の領域へと手放すことで実現するというのです。
勇気を持って、期待に満ちて実現を確信し、安心して手放してください。
ザ・チケットより
そうすれば願望は「叶う領域」へと、自動的に手渡されるのです。
第一章、第二章について
チケットは、第一章、第二章、第七章という、ちょっと変わった構成になっています。第三章から第六章までが存在していません。
第一章は、願望実現の仕組みについて書かれています。
第二章は、願望実現のためのメソッドが紹介されています。
チケットを手放せば願望は実現できるのですが、最初はなかなか手放すことができません。チケットを手放す状態に移行するために第一章、第二章が存在しています。
第一章と第二章は、願望を叶えるための方法を主軸としていますので、書店にある願望実現本と大きく変わらないと思われるかもしれません。第三章から第六章は存在していないのですが、読者の体験部分ではないかと言われています。
108さんは、第一章、第二章はおまけのようなものだと言っています。チケットが多くの人を魅了し続けている理由は、第七章の内容になります。
第七章ついて
七章では、108さんがチケットで本当に伝えたかったことが書かれています。それは、願望は既に実現しているというのです。
あなたは既に、全ての願望を実現している。そして歓喜に包まれ、この上ない幸せに浸りきっている
ザ・チケットより
願望は既に実現されているから何もしなくていいというのです。
エゴから離れて別の領域に移行するために必要なことは、「なにもしないこと」
ザ・チケットより
七章の「願望実現のために必要なものは何もない」というのは、最初は受け入れにくいかもしれません。おそらく、第七章の主張を受け入れやすくするために、第一章と第二章が存在しているのではないかと思います。
七章は、よく言われている「既にある」という状態です。達人さんが「七章が分かった」というのは、チケットの七章の「既にある」ということを体感したものと考えています。
チケットで108さんが伝えたいこととは?
第七章の最後に、108さんはチケットは必要なかったと結論づけています。
あなたの足元には、今まで握りしめていたチケットが落ちています。
ザ・チケットより
そんなものは、最初から必要なかったのです。
願望を抱いた時点で「既にある」状態、いわゆる「願望=実現」であるから、願望は既にあることを認めるだけでいい、ということを108さんはチケットで伝えたかったのではないかと考えています。
チケットは願望実現と幸せについて解説している本として非常に完成度の高いものとなっています。願望実現本としてはとっつきやすいので、願望実現に興味のある方はぜひ購入することをおすすめいたします。