いつも良い気分でいなければいけないのか?

コラム

潜在意識の世界では、良い気分でいることが推奨されていますね。
いわゆる「引き寄せの法則」というものがこれにあたり、良い感情であれば良い現実を引き寄せる、というものです。

この法則を知ったもあなたは、「よし、良い気分でいよう!」と思いますよね。

良い気分でいることが大事だと気づいたあなたは、自分が良い気分でいられるように、好きな音楽を聞いたり、好きな趣味をしたり、自分を満たしていきます。

すると、当然のように気分は良くなり、気分が良くなると、なんだか願望が叶うような気持ちがしますよね。

「よーし、これで願望を叶えるぞ! 目指せ、願望入れ食い状態だ!」

しかし現実的には、いつも良い気分でいることは難しいです。
あなたは嫌な気分になるたびに、願望とは真逆の現実を見るたびに落ち込むことになります。

「ああ、感情が落ち込む。だめだ、だめだ。こんなんじゃ、悪い現実を引き寄せてしまう……」

「感情が現実を創造する」ということを知ってしまったばっかりに、悪い感情を抱いたあなたは、悪い現実を体験することになってしまいます。

「くそ、どうやったら良い感情でい続けられるんだ!?」

このままでは、良い現実を見たら「良い現実を引き寄せた!」となり、悪い現実を見たら「悪い現実を引き寄せてしまった!」になってしまいます。

結局あなたは、潜在意識、引き寄せの法則の奴隷になってしまいました。

実をいえば、感情というものは、現実とは何も関係がありません。

「いやいや、そんなわけない! 悪い現実が起こったら、嫌な気持ちになるじゃないか!」とあなたは思うかもしれませんね。
たしかに、一見するとそう言えるかもしれません。
ですが、現実と感情をリンクさせるから、余計に感情に苦しめられることになってしまうのです。

もし悪い感情を抱いても、現実とはリンクさせないことです。
感情の如何に関わらず、幸せでいることを選ぶのです。
あなたがそう決めたら、そういう世界が現れます。
あなたはもう感情を気にする必要などなくなります。
あなたは現実から自由になれるのです。

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