【方法論】「諦めた後に、叶った自分を選ぶ」完璧に「なった」状態が、諦めた先にはある。「最高の自分」になりたいのであれば、間違いなく、「最高の自分になっている」から、完璧に安心することが出来る。

私は、諦めて「なる」というのを勧めていますが、諦めるのって意外と難しいですね。
何が難しいかといえば、諦めて、返事なんか来ないだろうって思って、好きな人にメールをしたら、何故か普通に返事が返ってきて、テンションだけが上がって困惑しています。
現実が動いたことに心が動揺しちゃうね。
でも、諦めて受け入れようと思う。
頭はぐるぐるしていて、全然冷静になれないけどね。

諦められないから、なるになれないし、「なったふり」をしていたんだなっていうことが、今ならわかります。
ただ、今の自分みたいに、心が動揺している時は、まだあきらめてないんだなあって思います。
自分は、顔が若返った体験もしましたが、その時は驚きもありましたが、それと同時に、「まあ、当たり前だな」っていう気持ちでした。

諦めてから、望んだ自分になるんです。
だから私は、「現実が動かなくて不安だ」みたいな気持ちは、本気で、一切起こりませんでした。
むしろ、現実に動かれてしまって、自分のほうが慌てふためきました。
結構心地良かったから、現実が動かなくても、全然良かったんですけどね。

例えば、「あーあ、願いは叶わなかったかあ」っていうように、丸ごと諦めるんです。
心底諦めきったほうが、安心感はでかいと思うよ。

俺も多分、人から「諦める」っていう単語を聞いたら、同じような感想を持つと思うから、すごく共感するよ。
だけど、「諦め」は、単品じゃなくて、「なる」とセットで、むしろ、「なる」ための諦めだから、ただの「諦めなさい」というのではないんだ。

「あーあ、結局これをやり続けても叶わなかったなあ、うまくいかなかったかぁ」と諦めて、「もう仕方ない、諦めて○○と相思相愛の自分になるか」というように、諦めた先に、理想の自分を置いておくんだ。

これを続けていれば、頑張ったり、叶えようとしたり、そもそも諦めないこと自体が、バカらしくなっていくよ。

とにかく、「だらーん」と手を離して、ゆるくお任せしてればいいのだから、絶対の安心感がある。

結局俺もそうだったけど、「諦めたくないだけだったんだ」と、後から気付くよ。
つまり、諦めずに「叶う経験」がしたかっただけなんだ。

極端な話だけど、「諦めたあとに、実際に叶う経験」が起きても、「自分は諦めたのだから、この結果は間違ってるんじゃないか」とまで考えているよ。
「願いが叶わなくてもいいから、諦めたくない」と思ってる人は多いと思う。

まあ、理屈で理解しなくても、「諦めてなる」をしてみれば、すぐにわかるようになる。

みんなは、諦めたあとに、「諦めた最悪の自分」を用意してるから、諦めたくないだけなんだよ。
諦めたあとに「最高の自分」を用意しておけば、何も怖いこともないし、不安もないし、「叶ってない」と怯えることもないよ。

「諦めてなる」っていうのは、諦めた先には、最高級の「なる」が用意されてるんだよ。

「なる」をしていても、「なったふりなのかな」とか、「取り下げてないかな」というようなことを考えてしまって、不安な気持ちになってしまう人が多いと思う。

諦めた先にあるのは、まがい物無しの「なる」なんだよ。

なったつもりとか、なったふりとか、絶対にありえないんだよ。
完璧に「なった」状態が、諦めた先にはある。
もしも、「最高の自分」になりたいのであれば、間違いなく、「最高の自分になっている」から、完璧に安心することが出来る。

そもそも、「なった」あとには、強い気持ちはいらないと達人さんたちは、口をすっぱくして言ってきたよね。

そして「なった」なら、「諦めない」という気持ちはいらないし、実際に叶ったあとには、「諦めない」の気持ちは、結果的に捨てることになるよね。
だから最初から、「諦めない」っていう気持ちなんて、無くてもいいんだよ。
そもそも、願望実現と、諦めないことには、何の関係性もない。
ただ俺たちが勝手に繋げて考えてただけだから、気にせずに、諦めて、一番最高の、全てを叶える自分になればいいんだよ。

俺が言ってる「諦める」っていうのは、正真正銘、ただの「諦める」だよ。
「叶わなかったこと」、「今までやってきたことは意味がなかったこと」、「次の願いを探しに、歩き出さなければいけないことを感じる」という意味の「諦める」だよ。
「いい加減に諦めなさい」っていう意味での「諦める」だよ。
そして、「はぁ、そうか、仕方ない、豊かな自分になるよ」というように、あたかも、残った選択肢の中から、仕方なく選んでいるような気持ちで、叶った自分を選ぶんだよ。

言葉で表現すると、「なろうとすることを諦める」感じなんだけど、一度すっぱり諦めないと、「なろうとすることを諦めるために、また何かをする」ということが、繰り返されるだけだ。

だから、心底諦めきって、絶対の安心感に浸ればいいだけですよ。

だって、諦めて「理想の自分になる」なんて、最高じゃないですか。
お姫様が、「庶民の暮らしは諦めて、宮殿に戻りなさい」っていわれるようなものじゃないですか。
「はあ、仕方ないか、また、あの素晴らしい暮らしと、最高の自分に戻るか」っていうような感じです。