あなたは、潜在意識というものに対して、どれほどの信頼感をもっているでしょうか。
潜在意識の世界に足を踏み入れたのであれば、潜在意識を「全面的に信じる」ということが大切ではないでしょうか。
潜在意識というのは、見ることも触れることもできませんし、本当に存在するかどうかわかりませんよね。
そういった実体の無いものを、どれだけ信じられるか、ということです。
信じられない人というのは、心のどこかでブレーキをかけているんです。
充足のある世界を信じたいのに、もしもそれが嘘だったら嫌だな、裏切られたら嫌だな、と思っているんです。
信じたいけど、それが嘘だったときのために、いつでも戻れるように、予防線を張っているんです。
「潜在意識を信じている」と口で言っていながらも、心のどこかで疑っているんです。
この状態では、「私は信じている」といっていても、内心では疑っているわけですから、疑いのある世界をみることになります。
現実で「少し嫌なことが起きたときに、「ほら、やっぱりうまくいかないんだよ」と思ってしまうのは、傷つくことから自分を守るための、防御反応の一つと言えるかもしれません。
子供みたいに、純粋に、まっすぐに、「充足のある世界」を信じてもいいんです。
「自分の願望がある」ということを100%、信じてもいいんです。
100%信じていたら、「信じている」という言葉すら出てきません。
当たり前のように信じていることについては、わざわざ「信じている」とは言いませんよね。
すべてが存在している世界というのを、当たり前にしてしまうということです。
そうすれば、何かを欲しがるということができなくなり、いつでも満たされる自分でいられます。
潜在意識を100%信じるということは、主導権を自分から潜在意識に移すようなものですから、最初はなかなか思い切ることができないかもしれません。
頭で考えすぎてしまうと、潜在意識にすべてを委ねることは、なかなか決断ができないかもしれません。
なので、少しずつでも構いません。
「信じる」という言葉が好きではないなら、「疑う」という言葉でも構いません。
自分の世界は、満たされていない世界なのかどうか、少しずつ疑ってみてください。
私達には思考があり、思考を重視していますから、「本当にこれでいいのか」という思考が、充足の世界に浸かることを拒否しています。
ある程度、潜在意識について学んだのであれば、思い切って、「充足」という名のプールの中に飛び込んでみるといいです。
最初は勇気がいることかもしれませんが、飛び込んでしまえば、なんてことはありません。
頭で考えすぎずに、「自分が心地良いと思う感覚」を信じて、その感覚に身を委ねてみてください。