【体感】「アバターから離れる」アバターとしての自分には何の力もないの。勝手に起きている現象に、後付けで一生懸命解釈をしてるの。アバターを含むゲームの中で何が発生しようが、アバターは何も悪くないんだ。

この世界を生きる人間としての思考、感情、行動は、エゴであり、全部勝手に出てくる。
そして、「アバター」としての自分には何の力もないの
勝手に起きている現象に、後付けで一生懸命解釈をしてるの。
逆に言えば、アバターとして、何したって自由なの。
アバターを含むゲームの中で何が発生しようが、アバターは何も悪くないんだ。

でもどうせなら、ゲームをやってることに気付いて、アバターから離れて、根本的に世界を設定した方が楽に生きられるよ
例えば、「幸せな私」という設定にする。
これは「なる」とも言われているね。
アバターではなく、ひとつの意識としての、プログラマーの私が、別の領域から設定を行うのよ。

そうして、設定に沿って起こる現象に、エゴはああだこうだいうけど、「なんかいろいろ言ってるなぁ」ぐらいでいいんだ、これが「自己観察」だ。
そのエゴに、どうしても付き合いたければ、「よしよし」とか言いつつ、つぶやきの全部を許す、許せない自分も許す、これが「自愛」だ。
それをやってるうちに、思考、感情、行動、全部コントロールできないし、「全部そのまんまでいいや」、ってなっていく。
自然と「自己観察」、あるいは「自愛」になっていくんだ

ハッピーエンドだってわかってる映画は、途中に何があっても安心して楽しく見られるでしょう？
アバターとしての自分を深刻にとらえすぎず、好奇心を持って世界を見守っていこうよ。
きっと面白いよ、保証するよ。

例えば、何か冷たいものに手を触れたら、「つめたいっ」ってなるし、熱いものは「あついっ」ってなるよね。
それって自然にそうなるでしょ、自然にそうなっちゃうでしょ。
それとまったく同じことが思考、感情、それに基づく行動のすべてに起きているということに気づいたら一気に突き抜けたよ

つまり、現象に対してあれこれ反応するのは自動に起きてて、誰にも止められない。
全自動なら、ただただすべてに乗っかっていけばいい
もし、「苦しいよぉ」ってなってる人がいたら、「自分でコントロールできないからしょうがない」と開き直るのはどうかな？
冷たいものを触った時の冷たさって、いつまでも続かないでしょ、それとおんなじ感じだと思ってみるのはどうかな

あとは、どんなことも、必要なことはすべて必要なタイミングで現れる、と信じてみるのをオススメするよ。
焦っても焦らなくても、悩んでも悩まなくても・オールオッケーだ。

思考は勝手にわいてきて、感情も勝手にわいてきて、行動も勝手にわいてきて、どうしようもないんだよね、本当は何もコントロールできてないんだ。

私がそれまで思っていた「自分の自由意志」というのは、ゲーム内のアバターとしての自由なんだけど、アバターの設定、ゲームの設定は、どうやっても超えられないんだ。
たとえば、魔法の能力の設定がない勇者なのに、いきなり魔法は出せないでしょ

そして、どんな思考も感情も行動も、ただの反応だから仕方ないし、何も悪くない
ということは、最初から全部オッケーだったんだっていう、逆説的に自由なことに気付いたんだよね
「本当の自分」とか、「別の領域」とかって、やたらすごいものだと思ってる人が多い気がするんだけど、もっと気楽に捉えてみるといいかもね
本来の姿だから、アバター視点だと気づいてないだけで、いつもそこにあるの

不安に思ってるのは「アバターとしてのあなた」なんだ。
でも不安になってもいい。
なんにせよ、全てコントロールできないんだから、不安があっても、「そっかぁ」って流すか、その不安を受け入れてみる
それが自己観察とか自愛につながって、最初から別の領域にいたことに気づけるようになる

言葉で表現すると、願望を願望として保てなくなっていって、結果が先に来るの
「幸せな私」っていうゲーム設定にしたら、アバターはもう受け取るしかできない
いろいろ流れてくる幸せを、つぎつぎ受け取っていく

「叶えたくて仕方がない」というのは、「叶わない状態を握りしめてる」ってよく言うけど、「握りしめてても良かった」というか、「どんなアバターとしての私でもいいんじゃん」っていうことに気づいたときに、自然と手が開く感じだね

うまく伝えられないけど、アバター視点と、クリエイター視点、つまり「神視点」の両方あるんだな
「ちょっと神目線になってみようかなぁ」ぐらいの気楽さで、世界を見てみることをオススメしたい

本当は、「別の領域」も　「すでにある」も　「本当の自分」もたいした話じゃないんだよ、ほんとはみんな知ってることなの
でも、なんかすごいものなんじゃないかって特別扱いしちゃうでしょ？
そう思えば思うほど、いわゆる普通の感覚だから見過ごしちゃうと思う

例えば、今日一日でもいいから、悩んだりしたら、「あっ・今自分のことめっちゃ考えてたなぁ」って気づいてほしい
逆に、何かに夢中になってるとき、「自分」は消えてるから、それでもいい
「自分」について、悩みが深刻になっちゃったときは、この悩みごととかが、見知らぬ他人の話だったらどうかな」って考えてみてよ
他人の悩みごとだと思えば、本当に、すっごくどうでもよくなるよ。

あと、思考とか感情とか行動は、実は結構勝手にでてきているっていうのも、あえて感じてみるといいよ
「あぁ、おいしいラーメン食べたいなぁ」みたいなのって、急に出てくるよね
そして、日本に住んでて、ご飯を食べるタイミングの身体で、ラーメンという食べ物が「ある」ことを知ってるから、その思考になるんだよ
深刻だと思ってる・悩みや思考、感情とかも、本当はラーメンと全部同じレベルだからね。

「悟り」がどうだとか、「認識の変更」がどうだとか、「願望」がどうだとか、小難しいことはいったん置いておいて、「自分」に気がついたら、それこそが「アバター」だって認定してみよう
「あぁ・今めっちゃアバターに入り込んでたなあ」って気づいたその瞬間の目線が、神目線・クリエイター目線だよ。
もちろん、こんなことやらなくてもいいんだよ、自分に合わなければ無視して問題ない。
苦しいのはやめて、お気楽にね

結果として間違ってることは何一つない、苦しくても本当は大丈夫
でもその瞬間はしんどいだろうから、自分が気楽になれるようにしたらいい
人によって苦しいポイントは違うから、合うメソッドがあればやればいいし、合わないなら無理しなくていい
「何何しなきゃいけない」っていうのは幻想だし、しなければいけないことは、本当は何もないよ

どんな願望も持ったっていいよ
どのみち、アバターの立場から見れば、ないように見えるから欲するわけだし、願望にしかならないんだ。
でも、クリエイターの立場なら、それをただの設定に変えられる
なぜなら、全てあるから、選択して終了だ

そうして設定したにもかかわらず、アバターの機能であるエゴは、今度はそれによって起きてくる出来事をコントロールしたがるんだよね。
たとえば、運転が超うまい人がいたとして、横から運転が下手な人が、ああだこうだいいながらハンドルを奪おうとすると、下手したら事故るでしょ
みんながごちゃごちゃ騒いでいるのは、言ってみればそういう感じだからね、任せとけば大丈夫だから
任せらんないなら、最初からこんな怪しい世界に興味もたずに、自分で運転しなよって話だよ
そうやって頑張りすぎて、しんどくなったから、願望実現とか、認識変更とか、言ってるんでしょ。

思い通りの人生より、思ってた以上の人生の方が楽しいよ
仮に、エゴの思い通りになったといっても、うまくいくとも限らないんだ
それなら、助手席に座って、おいしいものでも食べながらドライブを楽しもうよ
毎日、あなたにしか見えない景色を見てるんだよ、それって本当にすごいことなんだよ

もともと私は、すごく人の顔色ばっかり見る人間で、自責の念も人一倍強くて、自愛なんてとんでもないって感じだった
でも、あるとき勝手にぜんぶ起きてることに気がついて、「責める必要も悩む必要もないんだ」って思うようになってから、エゴがごちゃごちゃと騒いだらすぐ気づけるようになったし、エゴが大騒ぎすることも格段に減った

別に認識が変わったところでエゴはいなくならないから、当然、目の前の現象にごちゃごちゃ言うけど、幼稚園児が興奮して騒いでるようなもんだから、「ハイハイ」って感じで流してる
ただの怪獣の絵を見て、「街にゴジラがきたぁ」って泣いてるようなもんだから、心配してばっかりなエゴが、不思議なことに、可愛く思えるんだよ。

ドライブの例えだけど、運転が下手なら、邪魔しないで寝てるほうがマシだし、景色を見るなり、音楽を聞くなり、食べるなり、好きなことしてればいいんだよ
「ちゃんと設定できてるかなぁ」とか、「自分は余計なことしないようにしないとだめだ」とかっていう、その力みがぜんぶ余計だから、スーパー運転手がなんとかしてくれますよ

どんなあなたでも大丈夫、クズでもアホでもドジでも、あなたは本当は神さまなの。
そのことを、折に触れて思い出してみてほしい。